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MELDスコア計算ツール(MELD-NaとMELD 3.0)

2016年から2023年まで適用されていたOPTNルールを用いて、慢性肝疾患のある成人および12歳以上の小児のMELDとMELD-Naスコアを計算し、MELD 3.0と、そのスコア区分で観察された3か月死亡率を表示します。

単位
mg/dL
mg/dL
比
mmol/L
g/dL
性別(MELD 3.0)

MELD-Naスコア

26点(6~40)

20–29 · 3か月死亡率 19.6%

MELD 22(MELDが11を超えるためナトリウムを加算)。MELD 3.0:27。

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ガイド

このMELD計算ツールのしくみ

このMELD計算ツールは、まず血清クレアチニン、総ビリルビン、INR(Kamathらが2001年に検証したモデルの3つの検査値)からModel for End-Stage Liver Disease(MELD)スコアを算出し、次に血清ナトリウムを加えて、Kimらが2008年に報告した版であるMELD-Naを求めます。米国の臓器調達・移植ネットワーク(OPTN)のルールを適用しており、OPTNは2016年1月から、2023年7月にMELD 3.0に置き換えられるまで、肝移植候補者をMELD-Naで順位付けしていました。1.0未満の検査値は1.0とします。4.0 mg/dLを超えるクレアチニンは4.0とし、過去1週間に少なくとも2回の透析、または24時間の持続的静静脈血液透析(CVVHD)を受けた場合も、クレアチニンの値にかかわらず4.0とします。最初のスコアであるMELD(i)は小数点以下第1位に丸めて10を掛けます。ナトリウムはMELD(i)が11を超える場合にのみ加算し、ナトリウムは125~137 mmol/Lの範囲に制限します。どちらのスコアも上限は40です。

MELD(i) = 10 × [0.957 × ln(クレアチニン) + 0.378 × ln(ビリルビン) + 1.120 × ln(INR) + 0.643]

MELD-Na(MELD(i) > 11の場合)= MELD(i) + 1.32 × (137 − Na) − [0.033 × MELD(i) × (137 − Na)]

クレアチニンとビリルビンはmg/dL、ナトリウム(Na)はmmol/L。クレアチニン1 mg/dL = 88.4 µmol/L、ビリルビン1 mg/dL = 17.1 µmol/L、アルブミン1 g/dL = 10 g/L。単位を切り替えると、入力した値も換算されます。

この計算ツールはMELD 3.0も表示します。MELD 3.0は、2016年から2018年の米国の待機リスト登録全例からKimらが導き、2021年にGastroenterology誌で発表したものです。女性とアルブミンを加え、係数を更新し、ビリルビンとナトリウム、アルブミンとクレアチニンの交互作用項を加え、クレアチニンの上限を3.0 mg/dLとしています。1.0未満のビリルビン、INR、クレアチニンは1.0とし、ナトリウムは125~137 mmol/L、アルブミンは1.5~3.5 g/dLの範囲に制限し、結果は最も近い整数に丸めます。論文では40の上限は設けられていません。この計算ツールでは、透析のチェックボックスが選択されている場合、MELD 3.0にクレアチニン3.0 mg/dLを使用します。

MELD 3.0 = 1.33(女性の場合)+ 4.56 × ln(ビリルビン) + 0.82 × (137 − Na) − 0.24 × (137 − Na) × ln(ビリルビン) + 9.09 × ln(INR) + 11.14 × ln(クレアチニン) + 1.85 × (3.5 − アルブミン) − 1.83 × (3.5 − アルブミン) × ln(クレアチニン) + 6

アルブミンはg/dL。論文自身の例では、ビリルビン6.0 mg/dL、ナトリウム131、INR 1.5、クレアチニン1.5 mg/dL、アルブミン2.2 g/dLの女性で、MELD 22、MELD-Na 26、MELD 3.0は27となり、この計算ツールの初期値もこの値です。

MELDスコアと3か月死亡率

以下のMELDスコアの区分は、1999年11月から2001年12月までに米国の肝移植待機リストに登録された慢性肝疾患の成人3,437例にMELDを適用したWiesnerらの研究に基づいています。このうち412例(12%)が3か月以内に死亡し、死亡率は登録時のMELDスコアとともに上昇しました。MELDはChild-Turcotte-Pughスコアよりも3か月死亡をよく予測しました(C統計量0.83 対 0.76)。数値はこのコホートにおけるナトリウムを含まないMELDの観察死亡率です。計算ツールはMELD-Naスコアの区分を表示するため、個人のリスクではなく目安として読んでください。

MELDスコア観察された3か月死亡率
9以下1.9%
10–196.0%
20–2919.6%
30–3952.6%
40以上71.3%

MELDスコアの精度が低くなる場合

MELDスコアは、肝疾患以外の理由でも変動しうる検査値に依存しています。INRは検査室間で差があり、抗凝固療法によって上昇しますが、これは肝機能を反映しません。クレアチニンは筋肉量が少ないと低くなるため、MELDは腎機能障害を過小評価することがあります。Kimらは、女性ではクレアチニンが腎機能を過大評価すると指摘しており、これがMELD 3.0に女性が加えられた理由の1つです。血清ナトリウムは輸液や利尿薬によって低下または上昇することがあります。MELDは肝細胞癌などの合併症を捉えておらず、それに対してOPTNは計算スコアではなく例外ポイントを付与します。OPTNはMELDを12歳以上の候補者に用い、それより年少の小児にはPELDスコアを用いていました。

よくある質問

MELDとMELD-Naの違いは何ですか?

MELDはクレアチニン、ビリルビン、INRを使用します。MELD-Naは血清ナトリウムを加えたもので、Kimらが2008年に、低ナトリウムがMELDとは独立して90日以内の待機リスト上の死亡を予測し、MELDスコアが低いほどその影響が大きいことを示したためです。OPTNルールでは、ナトリウムがスコアを変えるのはMELDが11を超える場合のみで、11以下ではMELD-NaはMELDと等しくなります。

MELD 3.0はMELD-Naとどう違うのですか?

MELD 3.0は女性とアルブミンを加え、クレアチニンの上限を4.0ではなく3.0 mg/dLとし、2016年から2018年のデータで係数を再推定しています。検証データでは、MELD-Naよりわずかに識別能が高く(C統計量0.869 対 0.862)、死亡した患者の正味8.8%を、特に女性を中心に、より高いMELD区分に移しました。OPTNは2023年7月から肝臓の配分にこれを使用しています。

クレアチニンとビリルビンをµmol/Lで入力できますか?

はい。上部でµmol/Lを選択してください。計算ツールは、計算式を実行する前に、クレアチニンを88.4で、ビリルビンを17.1で割ってmg/dLに、g/L単位のアルブミンを10で割ってg/dLに換算します。

MELDとChild-Pughスコアはどう違うのですか?

MELDは検査値のみから計算され、3か月死亡率の予測について検証されています。一方、Child-Pughスコアは、うち2項目が臨床的なグレード(腹水と肝性脳症)である5項目の点数を合計するもので、腎機能は含まれていません。

入力したデータはどこかに送信されますか?

いいえ。計算はお使いのブラウザ内で行われ、入力した値が送信されたり保存されたりすることはありません。

出典

  1. Kamath PS, Wiesner RH, Malinchoc M, et al. A model to predict survival in patients with end-stage liver disease. Hepatology. 2001;33(2):464–470. doi:10.1053/jhep.2001.22172
  2. Wiesner R, Edwards E, Freeman R, et al. Model for end-stage liver disease (MELD) and allocation of donor livers. Gastroenterology. 2003;124(1):91–96. doi:10.1053/gast.2003.50016
  3. Kim WR, Biggins SW, Kremers WK, et al. Hyponatremia and mortality among patients on the liver-transplant waiting list. N Engl J Med. 2008;359(10):1018–1026. doi:10.1056/NEJMoa0801209
  4. Kim WR, Mannalithara A, Heimbach JK, et al. MELD 3.0: the Model for End-Stage Liver Disease updated for the modern era. Gastroenterology. 2021;161(6):1887–1895.e4. doi:10.1053/j.gastro.2021.08.050